それでも季節は移っていく

今年は本当にいつまでも寒い。
これであと1か月もしないうちに桜が咲くのだろうかと思うけど、
それでも自然はちゃんと春の訪れが近付いてきている事を
感じ取っているらしい。

 

うちの小さな庭を見ているだけでもよく分かる。
たくさんの蕾をつけていた沈丁花が咲き始めてとても良い香りがする。
まさに春の香りだ。
秋に植えたチューリップの球根も、次々と芽を出し始めた。
今年の冬の寒さにじっと耐え続けて、
あの2回の大雪も乗り越えて花を咲かせ続けてきたビオラも、
最近急激に株を大きく伸ばし始めた。
水仙も、毎年お決まりの様子でお彼岸前に咲き始めた。

 

こんなに寒い毎日なのに、どんなに寒くても、
陽の当たり方が変わるからなのか、日照時間が長くなるからなのか、
花たちはちゃんと分かってる。
誰に教えられなくても、ちゃんと分かっている。不思議だなぁ。

 

日本人は春と言えばとにかく桜、それもソメイヨシノが大好きで、
他の花にはそれ程の興味を示そうとしない。
春イコール桜というイメージがあまりに強過ぎるのかな。
確かにソメイヨシノの咲き方はそれくらいに強烈だしね。

 

でも、ちょっと目を向けてみるとあちこちで
春を待ち侘びた花たちが「もうすぐ春だよ」と告げている。
冬から春へと季節が移り変わっていく今だからこそ、
春本番になる前の今の時期だからこそ、
花たちが感じ取っている春の訪れをこの目で見る事が出来る。
私は春本番になる前の今の時期が大好きだ。

 

明日も、春の訪れを探しに散歩に出かけてみようかな。
まだ風が冷たいから、暖かい服装でね。